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飯入根

​【飯入根

生年月日:未詳

年齢:未詳

干支:未詳

星座:未詳

時代:古墳時代

治世:第10代・崇神天皇

出身:出雲国

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名前:飯入根(イイイリネ)

関連氏族:天津神、天孫族、出雲国造

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父:世毛呂須(ヨモロス)- 10代目出雲国造

母:未詳

兄:阿多​(アタ)- 11代目出雲国造

弟:甘美韓日狭(ウマシカラヒサ)​

 

●​​出雲振根の“出雲”は姓ではなく“出雲国造の”と思われる。

●​『日本書紀』巻第五によると、第10代・崇神天皇は群臣に詔して「武日照命、(別名・武夷鳥、天夷鳥)が天から持って来られたという神宝が出雲大神(熊野神または杵築神)の宮に収蔵してあるのだが、これを見たい」とおっしゃられた。そこで、使者として、矢田部造の遠い祖先である武諸隅(たけもろすみ)、別の書には大母隅(おおもろすみ)と伝わっている武将を遣わして献上させた。このとき、神宝を管理していたのは出雲臣の遠い祖先である出雲振根(いずものふるね)であったが、筑紫国へいっていて留守だったので、弟の飯入根が独断で皇命をうけて弟の甘美韓日狭うましからひさと息子の鸕濡渟につけて、神宝を貢上してしまった。

筑紫から帰ってきた振根はこのことを聞いて、弟を責めた。

「数日待つべきであった。何を恐れてたやすく神宝を差し出したのか」

心の傷が癒えなかったのか、そのことを何年も根に持った振根は、弟を殺そうと思い立った。

「このごろ、止屋(やむや、現在の島根県出雲市今市町・大津町・塩冶町付近)の淵にあさざが生い茂っている。一緒に行って見て欲しい。」こう言って、弟を誘い出した。

淵のほとりに辿り着いて、兄は弟に言った。

「淵の水が清い。どうか一緒に水浴をしないか」

そう言って、弟を誘いだし、先に陸にあがって、弟の刀をあらかじめ作っておいた本物そっくりの自分の木刀とすり替えた。弟は驚いて兄の木刀を手にとったが、木刀を抜くことはできなかった。そして、振根は飯入根を斬り殺してしまった。

●飯入根の弟の甘美韓日狭と息子の鸕濡渟は神宝授与にも携わっており、「朝廷に参向でて、曲に其の状を奏す」(朝廷に参上して、つまびらかにその時の状況を報告した)。その結果、振根は天皇の遣わした将軍、吉備津彦と武渟川別によって誅殺されてしまった。

以上のような事情で、出雲臣ではしばらく出雲大神を祭らぬ状態が続いた、という。

​【妻:未詳】

生年月日:未詳

年齢:未詳

干支:未詳

星座:未詳

時代:古墳時代

治世:第10代・崇神天皇

出身:未詳

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名前:未詳

関連氏族:未詳

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父:未詳

母:未詳

​男子:宇迦都久怒(ウカズクヌ)- 12代目出雲国造

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