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神宮

名称:神宮(ジングウ)

別名:伊勢神宮(イセジングウ)

●伊勢神宮には天照坐皇大御神(天照大御神)を祀る皇大神宮と、衣食住の守り神である豊受大御神を祀る豊受大神宮の二つの正宮があり、一般に皇大神宮は内宮、豊受大神宮は外宮と呼ばれる。

●別宮、摂社、末社、所管社を含めた合計125の社宮を「神宮」と総称する。

●伊勢神宮は神明造という古代の建築様式を受け継いでいる。これは弥生時代の高床倉庫が起源で、神へのお供え物をする特別な建物だったといわれている。

●式年遷宮が20年に一度行われる。

●皇室の氏神である天照大御神を祀るため、歴史的に皇室・朝廷の権威との結びつきが強い。

​◉斎宮

◉​祭主

◉​皇大神宮

牟弥乃神社(内宮末社)

◉​豊受第神宮

【斎宮】

●斎宮は、日本の古代から南北朝時代にかけて、伊勢神宮に奉仕した斎王の御所。現在の三重県多気郡明和町にあり、跡地は「斎宮跡」として国の史跡に指定されている。平安時代以降は京都の賀茂神社に奉仕する斎王(斎院)と区別するため、伊勢の斎王自身のことも指した。伊勢斎王・伊勢斎宮とも称する。

●『日本書紀』崇神天皇紀によれば、崇神天皇が皇女豊鍬入姫命に命じて宮中に祭られていた天照大神を大和国の笠縫邑に祭らせたとあり、これが斎王(斎宮)の始まりとされる。そして次の垂仁天皇の時代、豊鍬入姫の姪にあたる皇女倭姫命が各地を巡行し伊勢国に辿りつき、そこに天照大神を祭った。

●用明天皇朝を契機に一時途絶えたが、天武天皇の時代に正式に制度として確立し、以後は天皇の代替わり毎に必ず新しい斎王が選ばれ、南北朝時代まで続く制度となった。

●このサイトでは、伊勢国に辿り着き伊勢神宮を創建した倭姫を初代とする。

豊鍬入姫 

 

代・倭姫 2代・五百野皇女 3代・伊和志真皇女 4代・稚足姫皇女 5代・荳角皇女 6代・磐隈皇女 

 

7代・菟道磯津貝皇女 8代・酢香手姫皇女

<斎宮制度成立以降>

9代・大来皇女 10代・託基皇女 11代・泉皇女 12代・田形皇女 13代・託基皇女 14代・智努女王 15代・円方女王

16代・久勢女王 17代・井上内親王 18代・県女王 19代・小宅女王 20代・安倍内親王 21代・酒人内親王 22代・浄庭女王

23代・朝原内親王 24代・布勢内親王 25代・大原内親王 26代・仁子内親王 27代・氏子内親王 28代・宜子女王 29代・久子内親王

30代・晏子内親王 31代・恬子内親王 32代・識子内親王 33代・掲子内親王 34代・繁子内親王 35代・元子女王 36代・柔子内親王

 

37代・雅子内親王 38代・斉子内親王 39代・徽子女王 40代・英子内親王 41代・悦子女王 42代・楽子内親王 43代・輔子内親王

44代・隆子女王 45代・規子内親王 46代・済子女王 47代・恭子女王 48代・当子内親王 49代・嫥子女王 50代・良子内親王

51代・嘉子内親王 52代・敬子女王 53代・俊子内親王 54代・淳子女王 55代・媞子内親王 56代・善子内親王 57代・恂子内親王

58代・守子女王 59代・妍子内親王 60代・喜子内親王 61代・亮子内親王 62代・好子内親王 63代・休子内親王 64代・惇子内親王

65代・功子内親王 66代・潔子内親王 67代・粛子内親王 68代・凞子内親王 69代・利子内親王 70代・昱子内親王

71代・曦子内親王 72代・愷子内親王 73代・奨子内親王 74代・懽子内親王 75代・祥子内親王

斎宮
祭主

【祭主】

●飛鳥時代から現代まで続く制度。

●伊勢神宮のみに与えられた神職の役職。古代から明治4年に世襲制が廃止されるまで、中臣氏系が勤めてきた。

●初代・中臣御食子と、92代・河辺定長は中臣一門の出身、他は中臣二門の出身で、伊勢神宮祭主は中臣二門が務めることになっていた。

<世襲祭主時代>

初代・中臣御食子 2代・中臣国子 3代・中臣国足​ 4代・中臣大島 5代・中臣意美麻呂 6代・中臣東人 7代・中臣広見

8代・中臣人足 9代・中臣清麻呂 10代・中臣益人 11代・大中臣清麻呂 12代・大中臣子老 13代・大中臣諸魚 

 

14代・大中臣諸人 15代・大中臣淵魚 16代・大中臣礒守 17代・大中臣毛人 18代・大中臣国雄 19代・中臣薭守

20代・中臣逸志 21代・大中臣豊雄 22代・大中臣有本 23代・大中臣安則 24代・大中臣奥生 25代・大中臣頼基

26代・大中臣公節 27代・大中臣元房 28代・大中臣能宣 29代・大中臣永頼 30代・大中臣輔親 31代・大中臣佐国

32代・大中臣兼興 33代・大中臣永輔 34代・大中臣元範 35代・大中臣輔経 36代・大中臣頼宣 37代・大中臣親定 

 

38代・大中臣公長 39代・大中臣清親 40代・大中臣親章 41代・大中臣為仲 42代・大中臣師親 43代・大中臣親隆 

 

44代・大中臣能隆 45代・大中臣隆宗 46代・大中臣能隆 47代・大中臣隆通 48代・大中臣隆世​ 49代・大中臣隆蔭 

 

50代・大中臣定世 51代・大中臣為継 52代・大中臣隆蔭 53代・大中臣定世 54代・大中臣隆直 55代・大中臣為継 

 

56代・大中臣定世 57代・大中臣隆相 58代・大中臣為継 59代・大中臣定忠 60代・大中臣為連 61代・大中臣経蔭 

 

62代・大中臣定忠 63代・大中臣蔭直 64代・大中臣隆実 65代・大中臣親忠 66代・大中臣隆実 67代・大中臣蔭直 

 

68代・大中臣親忠 69代・大中臣隆基 70代・大中臣親直 71代・大中臣親忠 72代・大中臣親世 73代・大中臣忠直 

 

74代・大中臣実直 75代・大中臣親世 76代・大中臣基直 77代・藤波清世 78代・大中臣通直 79代・藤波清忠 

 

80代・大中臣宗直 81代・藤波清忠 82代・大中臣宗直 83代・藤波清忠 84代・藤波秀忠 85代・大中臣輔直 86代・藤波伊忠 

 

87代・藤波朝忠 88代・藤波康忠 89代・藤波慶忠 90代・藤波種忠  91代・藤波友忠 92代・河辺定長 93代・藤波景忠 

 

94代・藤波徳忠 95代・藤波和忠 96代・藤波季忠  97代・藤波寛忠 98代・藤波光忠 99代・藤波教忠

<親任祭主時代>

初代・近衛忠房 2代・三条西季知 3代・久邇宮朝彦親王 4代・有栖川宮熾仁親王 5代・賀陽宮邦憲王 5代臨時・多嘉王 

 

5代臨時・久邇宮邦彦王 5代臨時・鷹司煕通 6代・多嘉王 6代臨時・梨本宮守正王

<女性祭主時代>

初代・北白川房子 2代・鷹司和子 3代・池田厚子 4代・黒田清子

牟弥乃神社

内宮末社:牟弥乃神社>

名称:牟弥乃神社(ムミノジンジャ)

主祭神:寒川比古(サムカワヒコ)

    寒川比女(サムカワヒメ)

​所在地:三重県多気郡多気町土羽字南出505

●祭神名の「寒川」は外城田川の異名であり、川の水が冷たく、寒かったことから初代斎宮・倭姫命が命名したと言われる。

●相模国一宮・寒川神社と祭神は同じである。

●相模国一宮・寒川神社は出雲国造の後裔で相武国造の氏神とされ、また、初代相武国造・弟武彦の兄は初代武蔵国造・兄多毛比。さらに、武蔵国一宮・氷川神社は武蔵国造の氏神とされることを考えると、氷川神社と寒川神社の関係歳が見える。

寒川比古と寒川比女の父親は、大水上神と言われ、大水上神は大山祇と同一神とされ、稲田姫の祖父で、素戔嗚の義理の祖父なので、やはり寒川比古と寒川比女は、素戔嗚と稲田姫となる。

外宮

<豊受大神宮>

名称:豊受大神宮


主祭神:豊受大神(トヨウケノオオミカミ)

    外宮(ゲクウ)

​所在地:三重県伊勢市豊川町279

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